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日本でも人気の高いAGA治療薬プロペシアの海外製のジェネリック医薬品ですが、有効成分フィナステリドが1錠あたり5mgとプロペシアの5倍量含有されています。前立腺肥大症の治療薬としても使用されます。
フィナステリド5mgは内服タイプのAGA（男性型脱毛症）治療薬です。日本でも人気の高いAGA治療薬「プロペシア」の海外製のジェネリック医薬品ですが、有効成分であるフィナステリドが1錠あたり5mgとプロペシア（1錠あたりフィナステリド1mg）の5倍量含有されています。
AGA治療のためには5分割して服用する必要がありますが、コストパフォーマンスがとても高いです。
フィナステリドは男性ホルモンのひとつであるジヒドロテストステロン（DHT）の生成を抑制することで、発毛・育毛効果を発揮します。
ジヒドロテストステロンは、男性ホルモンのテストステロンが変化することで生成されます。このジヒドロテストステロンにはヘアサイクルを崩したり過剰な皮脂分泌によって頭皮の毛穴を塞ぐ働きがあるため、AGAを引き起こすと言われています。
フィナステリドはテストステロンからジヒドロテストステロンへの変換過程を邪魔することで、ジヒドロテストステロン生成を抑制します。
日本皮膚科学会において、フィナステリドは推奨度A（薄毛治療にもっとも推奨できる成分）のAGA治療薬として認められています。
1年間のフィナステリド服用で約60%、2年間で約70%、3年間で約80%の方に毛髪増加が見られたというデータがあります。毛髪増加はなかったものの現状維持できているという方々を含めると、フィナステリドによるAGA治療の有効率は約98％だと評価されています。
AGA治療においては、脱毛が気になり始めた早期に治療を開始することを推奨します。
フィナステリドは元々は前立腺肥大治療薬であり、前立腺肥大症治療では1回5mgを服用します。必ず医師に相談の上で、医師が指示した用法用量に従い服用してください。
フィナステリド5mgの使用方法
- 1日1回、0.2錠（有効成分フィナステリドとして1mg）を水や白湯で服用します。
- 服用タイミングは自由ですが、胃腸が弱い方は食後の服用をお勧めします。
- 血中濃度を安定させるため、毎日同じ時間帯に服用してください。
- 効果の発現には個人差がありますが、服用開始後早くて3ヵ月～で大体の方は6ヵ月ほどで目に見えた効果を実感できるようになります。
- 6ヵ月以上服用していてもAGAの改善が見られない場合は、服用を中止して医師に相談してください。
- 効果が持続するのはフィナステリドを服用している間に限ります。
- 服用を中止すると、次第に服用前の状態に戻ります。
- フィナステリドはリアップなどのミノキシジル外用薬と併用可能です。相乗的な育毛・発毛効果が期待できるのでお勧めです。
副作用
- 服用を開始してから数日～1ヶ月ほどで脱毛が逆に増えることがありますが、これは「初期脱毛」というヘアサイクルの活性化（正常化）による好転反応なのでさほど心配いりません。
- 初期脱毛はすぐにおさまり、その後健康な毛髪が生え始めます。
- フィナステリドの副作用は、頭痛、腹痛、下痢、性機能障害（性欲低下やEDなど）、うつ状態、女性化乳房、肝機能障害、発疹や蕁麻疹などが稀に報告されています。
- 服用後に何かおかしな症状が強く現れたら、服用を中止して医師に相談してください。
